南3局 1本場 南家 4巡目
持ち点22600点 トップ目35600点
わしは切りを推すぞい。
オーラスに向けて点差を縮めたいところに、絶好の満貫チャンス到来じゃ。
この問題はをポンした時に、(1)あがりやすくする、(2)満貫の可能性を高くする、の2点を意識して手を進めるのがポイントじゃぞ。
を使い切りたいからマンズは切りにくく、ソーズはを含む雀頭候補じゃし、を切ってしまっては満貫チャンスが台無しじゃ。
そこで、ピンズを切るのじゃが、「いらないから切る」ではなく、「良形変化を見据えてほぐす」考え方が重要じゃ。
考えられる打牌について解説していくぞい。
・切り
(残った手牌)
この牌姿はイーシャンテンの形に応じて色々な変化に対応できるのが良いのう。
・・ツモ→切りでテンパイへの受け入れ枚数を最大にするのじゃ。
ツモ→切りでピンズが横に伸びるのを期待しつつ、ポンの満貫テンパイも取れるぞい。ピンズが横に伸びたら切りであがりやすさ重視にするのが良さそうじゃな。
ツモ→七対子は狙わず、イーペーコーよりもの価値が高い局じゃからツモ切りをおすすめするぞい。
・・・ツモ→あがりやすさ重視で切りを推すぞい。上家の捨牌にマンズが多い場合は、切りでのチーを狙うのも良い選択じゃな。
・ツモ→イーシャンテンやテンパイ時にドラ側やドラ色の愚形ターツが残らないようにするため、ツモ切りをおすすめするぞい。
・・・ツモ→切りで、マンズとソーズのどちらに雀頭を作るか後から選ぶのじゃ。345の三色同順にも期待したいのう。
・切り
(残った手牌)
切りと大きな違いはないのじゃが、ピンズの受け入れ枚数が少なくなってしまうのが課題じゃな。
ツモで七対子やイーペーコーが見えるのじゃが、ダブ南に期待している牌姿じゃから、イーペーコーや七対子のように鳴いて消えてしまう役の価値は低いのう。
七対子を狙うとしても、中張牌だらけじゃと待ち選びにも時間がかかりそうじゃから、ここはメンツ手を目指したいところじゃな。
・・切り
(残った手牌)
どちらもを使い切る柔軟な牌姿に見えるのじゃが、・ツモで完成するはずだった手広いイーシャンテンがくずれてしまうのはもったいないのう。
ピンズの変化には期待できるのじゃが、現時点ではマンズを2メンツにする手順をおすすめするぞい。
麻雀の中でも特に難しい、2シャンテンの問題はいかがじゃったか?
もちろんわしの選択も裏目に出ることはあるのじゃが、あがり率を高める一つの方法として覚えてもらえると嬉しいぞい。
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